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ストーリーズ

白内障手術体験「キッズワークショップ」2016

2016年 9月 5日

医療現場と同じ機器を使い、心に残る体験学習を

2016年8月25日、日本アルコン ウェットラボにて実施

「原っぱ大学」主催の小・中学生を対象としたキッズワークショップ(職業体験学習)を昨年に続いてサポートさせていただきました。小学1年生から中学1年生の18名の子供たちが参加し、ときわ台村中眼科院長・村中公正先生の指導の下、豚の目の解剖と眼科専門医が実際に使用する機器を使った手術体験を行いました。

始めに、村中先生から「見る」ということが、私たちが生活する上でいかに重要な五感の1つであるかと目の構造に関する講義が行われました。その後、子供たちは手術着とゴム手袋を着用し、いよいよ解剖と手術体験へ。小さな子供たちには手術着は少し大きすぎるようでアルコン社員がお手伝いします。

大人たちが解剖用の豚の目に驚く中、子供たちはちゅうちょなく、豚の目にハサミを入れていきます。眼球は弾力があり、なかなか半分に切れません。ようやく半分に切ると、トロッとした液体の硝子体が出てきます。さらにその中にある丸い透明の玉のようなものを取り出すと、村中先生が「透明な玉のようなものは、水晶体です。この水晶体がカメラのレンズのようにピントを合わせて、私たちは物を見ています」と説明。水晶体を文字の上に置くと、文字が拡大されて見えます。子供たちの「きれい!」、「これで見えるの!?」といった声でラボ内が賑やかになります。

目の構造を勉強した後は、いよいよ手術体験です。先ほど取り出した水晶体が加齢によって白濁し、硬くなることで視力が低下する「白内障」という目の病気を治療します。自分たちの体よりも大きな機器を目の前に子供たちの表情が変わります。

手術のビデオを見た後、村中先生が手術の流れを説明。今回は、超音波を使って水晶体の中を砕いて吸引し、眼内レンズを挿入するといった2つのプロセスを実際の機器を使って行います。

顕微鏡をのぞきなから、少しずつ水晶体を吸引していきます。モニターには吸引する様子が映し出され、順番待ちの子供たちはその映像を食い入るように見つめます。初めてとは思えないほど上手に眼内レンズを挿入する子供もいて、村中先生から思わず「うまい、うまいっ!」の声が漏れます。

参加した6年生の平松さんは、「機械を使った手術は足が震えて、すごく緊張しました。3回目でようやくレンズを挿入できたけれど、失敗なくできる先生は凄いなと思います。見ることに対して関心が高まったし、将来、自分が白内障になっても、このような治療で見えるようになると知り、安心しました。」

目はとても小さな臓器ですが、とても精密にできています。視覚は私たちの多くが安全・快適に生活する中で最も頼りにしている器官の1つといえます。村中先生は、実習で初めて顕微鏡で人の目を見た時の美しさにとても感動し、その体験が眼科への道を目指すきっかけになったそうです。アルコンは心に残る体験を提供することで、子供たちに「見る」ことや目の病気に興味を持ってもらうことを願っています。参加した子供たちの中に将来の眼科医がいるかもしれません。