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2010年4月16日発表
強力な眼圧下降効果と患者さんの利便性向上を提供する緑内障・高眼圧治療剤
「デュオトラバ®配合点眼液」
製造販売承認を取得
日本アルコン株式会社
日本アルコン株式会社(本社:東京港区、代表取締役社長:トム・ドゥーリー)は、4月16日、緑内障・高眼圧症治療剤「デュオトラバ®配合点眼液」(一般名:トラボプロスト・チモロールマレイン酸塩)の製造販売承認を取得しました。
デュオトラバは、プロスタグランジンF2α誘導体であるトラボプロストにβ遮断薬のチモロールマレイン酸塩を加えて眼圧下降効果を増強した配合点眼液です。2つの眼圧下降薬を配合しているため、臨床試験において1日1回1滴で強い眼圧下降効果が確認されており、さらに点眼回数が1日1回であることにより、利便性の向上が期待されます。また、デュオトラバの優れた点として、角膜や結膜への影響が認められる防腐剤のベンザルコニウム塩化物(BAC)を含有しない唯一の緑内障治療配合剤でもあります。
日本アルコン社長 トム・ドゥーリーは次のように述べています。「緑内障は、適切な治療を受けなければ失明につながる可能性がある深刻な眼疾患です。治療では毎日の点眼で眼圧をできるだけ低くコントロールすることが重要です。デュオトラバの日本導入は、患者さん、また医師の方々に対して、1日1回1滴で強い眼圧下降効果のある点眼薬を提供することになります」
さらに、「強力な眼圧下降効果に加えて、この製品をBAC非含有製剤として日本に導入できることを喜ばしく思います。緑内障のような慢性疾患では、BAC含有の点眼剤を長期的に使用すると眼表面に影響を与える可能性があることが知られています。したがって、BAC非含有のデュオトラバは緑内障患者さんに対して、素晴らしい選択肢の一つとなるでしょう」
【緑内障と治療選択肢について】
緑内障は眼圧が上昇することなどにより、視神経が障害されて視野が欠けてくる眼疾患です。日本では40歳以上の20人に一人が緑内障といわれ1)、視覚障害(中途失明)の原因の第1位とされています2)。緑内障に対するエビデンスに基づく唯一確実な治療は眼圧を下げ、進行を遅らせることです1)。薬物治療は通常PG製剤やβ遮断薬の単剤治療から始めますが、十分な眼圧下降を得るために複数の点眼薬による併用療法が必要な患者さんは少なくありません。しかし点眼薬の併用療法は煩雑で、点眼のコンプライアンスを低下させます。たとえば、続けて2種類の点眼薬を点眼する場合には、5分以上の間隔をあけないと眼から薬液があふれ出してしまい、併用効果が十分に発揮されない可能性があります3)。デュオトラバは患者さんに対して、1日1回1滴で優れた眼圧下降効果だけでなく、さらなる利便性を提供します。また、点眼薬の多くに含まれている防腐剤のベンザルコニウム塩化物(BAC)は角膜や結膜に影響を及ぼす場合があり4)点眼薬の併用時にはその影響が大きくなる可能性があることも指摘されていますが、デュオトラバにはBACが含有されていません5)。
参考文献
1. 日本緑内障学会:緑内障診療ガイドライン第2報 日眼会誌110(10):777-814, 2006
2. 厚生労働科学研究 網脈絡膜委縮・視神経委縮に関する研究 2006より
3. Chrai et al.:Journal of Pharmaceutical Sciences; 69(3)333, 1974
4. Baudouin C:Acta Ophthalmol 86:716-726, 2008
5. 高橋奈美子,他:臨床眼科, 53: 1199-1203, 1999








