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緑内障
現在、病気による失明(中途失明)の原因は緑内障が第1位といわれており、全体の約4分の1を占めています。最近の調査では40歳以上の成人の約5%、20人にひとりが緑内障にかかっているということがわかりました。
緑内障は、加齢とともに増加していきます。しかし、はじめのうちは気づかないことが多く、知らないうちに病状が進んでいることが少なくありません。
どんな病気?

また、日本人では、眼圧がそれほど高くないのに視野の障害が進む、「正常眼圧緑内障」というタイプが全体の約7割を占めるといわれており、注意が必要です。
なぜ起こるの?
緑内障には、眼圧が高くなる原因に応じて種類があります。ここでは代表的な4種類について説明します。
(1)原発開放隅角緑内障(げんぱつ かいほう ぐうかく りょくないしょう)
房水の排泄路である線維柱帯(せんいちゅうたい)が目詰まりを起こすことで目の中から房水が出て行きにくくなり、眼圧が上昇します。このうち眼圧が20mmHG以下の正常範囲にあっても視野障害が進行する緑内障が「正常眼圧緑内障」です。
(2)原発閉塞隅角緑内障(げんぱつ へいそく ぐうかく りょくないしょう)
房水を排泄する経路のひとつである隅角が狭くなり、房水が流れにくくなるため、眼圧が上昇します。このタイプの緑内障で眼圧が急激に上昇するのを、「急性緑内障発作」といいます。
(3)続発緑内障
もともと何かほかに病気があり、それが原因で起こる緑内障です。
(4)発達緑内障
先天的に隅角などに異常があるタイプの緑内障です。眼圧が高いため、生まれた直後から眼球が大きくなる異常(牛眼)が起こることもあります。
ふだん気をつけることは?
緑内障を予防することは、残念ながらいまのところ不可能です。しかし早期に発見すれば、治療によって進行を遅らせることができます。昔のように、緑内障は必ず失明するという考えは古くなっています。
緑内障の検査には、眼圧検査・視野検査・眼底検査などがあり、一部の健康診断や人間ドックでも行われるようになってきました。これらの検査を定期的に受け、早期に緑内障を発見し適切な治療を受けることが一番重要です。
治療方法は?
緑内障の治療法には、薬物療法・レーザー治療・手術があります。眼圧を下げることで進行を防いだり、遅らせたりします。
(1)薬物療法
ほとんどの緑内障を治療するときの基本は薬物療法です。1種類の目薬だけで効果が不足するときは、複数の目薬を併用することもあります。緑内障の治療薬は眼圧や体の状態によって使い分けられていますので医師の指導に基づいた治療を行うことが重要です。
(2)レーザー治療
虹彩(目の茶色の部分)にレーザーで小さな穴を開けて、房水の排泄を促進する治療法が代表的なものです。主に閉塞隅角の緑内障の治療に使われます。またレーザーを使用した他の治療法としては、房水の排泄路である繊維柱帯に照射することで房水の流出を促進方法もあります。
(3)手術療法
薬物療法やレーザー治療を行っても視野障害が進行してしまう場合には手術が行われます。房水の排泄路である線維柱帯を切開したり、一部を取り除いたりして、房水が流れやすくする手術などがあります。
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